- 2013.10.16
- 在庫の管理
先日、いつもお世話になっている同業の印刷会社様から電話があり、
「大変なことになった! お客様の伝票の在庫がなくなった。
大至急用意してくほしい。」ということでした。
その伝票は、バックカーボンの印刷が入る連続伝票です。
予定を見ながら、どこかでできないかと検討しました。
印刷というのは、一部を除き基本的に受注生産となるので、
大至急と言われてもある程度の時間はかかります。
やはり、こちらが出した最短の納期では、印刷会社様、エンドユーザー様とも
困ったようでした。
最終的には、エンドユーザー様から、4枚の連続伝票を1枚の連続伝票にして
1箱分だけでもすぐにほしいということになりました。
大至急作製し、納品することになりました。
4枚のカーボンの連続伝票は、最初にお知らせした納期で納めることになりました。
問題が解決したように思いますが、私はこのようなやり方が一番苦手です。
個人的な考えですが、このやり方は誰も得をしない、ハッピーじゃないと
思うからです。
・エンドユーザー様
伝票の在庫がなくなってしまったことにより、伝票を発行するという仕事が
完全に止まってしまうこと。一時的に使うための伝票を作らなければならなく、
余分なコストもかかること。
・印刷会社様
弊社とエンドユーザーに挟まれ、苦しい状況にあること。
限られた時間の中で、かなり無理な動きをしなければならないこと。
・弊社
予定を変更しながら、かなり強引に作製し、納品すること。
時間を空けることができたのでいいが、仕事の都合上どうしても対応できない
場合がどうなったか。
毎月初めに確認する在庫についてのFAXがうまく機能しなかった例だと考えます。
直接、エンドユーザー様と連絡が取れる場合は良いのですが、間に同業の
印刷会社様がいる場合、そこを巻き込んで確認作業をしなければならないことを
痛感した経験となりました。
今後の在庫確認作業に活かしていきたいです。